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クラスと競技ルール Classification & Competition Rules

▪️クラス分け

2024年5月より、新しいクラス分けと競技ルールを採用いたします。これは、International Para Standing Tennis and Padel Associationが定めた現在主流の世界基準であるPara Standing Tennisのクラス分けと競技ルールに合わせたものに、JASTAオリジナルのクラスを追加したものになっています。
 
対戦する選手同士は、障がい程度が同じでなければならないという公平性を実現する為、選手は一人一人障がい別にクラス分けされます。障がいによっては、どのクラスに属するのか判断が難しい場合もあり、そのようなケースでは、現在は各選手に動画を送っていただくなどして多角的にクラスを決定しています。

表の左が障がいによる運動機能の影響が少なく(健常に近いパフォーマンスができる)右に行くほど、運動機能に制限があるということになります。

障がい名が同じであっても、運動機能の差によって、違うクラスに属する場合があります。特に、麻痺の選手は、運動機能に大きく差が出ます。例えば、軽度の片麻痺で素早く移動できる選手はPST-2に、移動できるがより時間がかかる選手はPST-3、5、6に区分されます。

 

これまでと大きく異なる点は2点。

・Category A1が、PST-1(上肢障がいのみ)とPST-2(それ以外)に分かれた点

・新しく「低身長」のみのPST-4というクラスが設定された点

2023年までは、競技性の高い立位テニスを創設したTAP FOUNDATIONが世界大会を行う為に定めた世界基準のカテゴリー分けをベースに、日本の選手の現状に即して、ローカルカテゴリー設定もしていました。しかし、コロナ禍中にTAP FOUNDATIONが活動を休止し、代わってヨーロッパでInternational Para Standing Tennis and Padel Associationが創設され新しい国際基準が定められました。2023年から主だった国際大会がこの新しい基準に基づいて実施されていることや、2024年にヨーロッパで開催される国際大会が国際テニス連盟(ITF)の公認となった事などを踏まえ、国際的に同じルールに基づいて競技を進めた方が良いと判断し、JASTAもこの基準に合わせることにしました。

PSTクラス説明.jpg

​こちらの抜粋和訳版PDFはこちら

▪️競技ルール

競技ルールはPST-1と2は一般のテニスと同じです。返球は1バウンドまで(2バウンドする前まで)が認められています。PST-3と4は、コートサイズと使用球は一般と同じですが、返球は車いすテニス同様に2バウンド(3バウンドする前まで)が認められます。PST-5と6は、コートサイズと使用球が異なり(ITF推奨のPlay & Stayのオレンジステージ準拠)、返球は車いすテニス同様に2バウンド(3バウンドする前まで)が認められます。
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